サイディングは新築されてから30年ぐらいは外壁塗装することでメンテナンスできますが、それを過ぎたころから反りがでてきたり、割れて剥がれたり、すり傷が目立ったりするようになります。外壁塗装では補修しきれなくなった時のメンテナンスの方法をご紹介します。
☆基本的なサイディング外壁のメンテナンス方法
1)外壁塗装
工期も短く一番安価なメンテナンスです。既存サイディングに再塗装することで、しっかりとした塗膜を作り紫外線、風雨などからしばらくの間保護してくれます。また外壁の色の変化を楽しむこともできます。施工期間:7日~14日
※施工事例をご覧ください。外壁塗装の施工例がたくさん掲載されています。
2)カバー工法
カバー方法とは、既存のサイディング壁をそのままにして上から新たなサイディングを重ね張りする工法です。施工期間:7日~14日
既存の壁の状態にもよりますが、カバー工法なら外壁は新築同様になりますし、違った趣の外壁にすることも簡単にできます。重ね張りすることで、解体することもないため工期が短くて済みますし、廃材処理もいりません。しかも外壁が2重になるため、遮音性、断熱性もアップするメリットもあります。しかし、外壁が重くなるため耐震性が低下することや、腐食などの補修が必要な外壁には適さない場合があることなどがデメリットです。また、専用のサイディングを利用するため選択も限られています。
※外壁のカバー工法は、既存の壁がモルタルの壁でも施工することが可能です。もちろん壁の状態によるのはサイディングと同じですが、モルタル壁のカバー工法は外壁のイメージを短期に大きく変えることが可能です。
3)張替え
既存のサイディングを撤去して、新しいサイディングに張り替える工法です。外壁の内部に不安がある場合、内部の状態もはっきり確認しながら、しっかりとした補修をすることができます。他の工法に比べ施工期間は多少長くなりますが、雨水が侵入して外壁の内部が腐食している場合の補修や、サイディング内部にある防水シートや断熱材まで状態を確認し必要であれば交換の処理をすることが出来ます。施工期間:15日~30日
どのようなメンテナンス方法を選ぶかは、経年期間や目視できる外壁状況で想定は出来そうですが、ぜひ信頼できる専門業者と相談してください。特にカバー工法を選択する場合は、内部状況の判断が重要になりますので慎重さが必要です。
サイディング外壁のメンテナンスについて、簡単にご案内いたしました。最後までお読みいただきありがとうございました。