屋根に降った雨水を集め、排水させる役割を果たす雨樋は、雨水から建物を守る大切な役割をもっています。 雨樋が欠損したり、破損している場合、雨水が外壁を伝われば、各部の劣化は進み、直接屋根から雨水が落ちれば、激しい雨音の発生など、近隣トラブル等の原因になったりしてしまいます。
雨樋の劣化の原因として最も顕著なのは屋根上の積雪に由来するものです。特に急勾配の屋根や、太陽光発電用のパネルが設置されている屋根などの場合、降り積もった雪が屋根を滑り落ちる際に雨樋を曲げてしま ったり、破損させたりする事例が多く確認されています。
また、経年劣化による変形や歪み等も、設置後25年以上経過すると、発生する場合もあります。
雨樋の補修には
災害による破損の場合、火災保険が適用できる場合があります。 詳しくはこちら
スレート屋根同士の面と面の重なり箇所や、屋根と外壁との境目等には、雨水の侵入等を防ぐために板金が用いられています。各箇所で構造、名称が異なり、雨風の吹きこみを防ぎつつ、かつ効果的に排水を行う構造になっています。板金が劣化・損傷すると、雨水が屋根材の裏側へと浸入し、雨漏りの発生リスクが著しく高くなります。
板金を固定してある釘が熱による膨張・伸縮により浮いてしまったり、或いは抜け落ちることもあれば、下地の貫板の劣化し、板金全体に浮きが発生したりします。また、台風などの強風により棟板金やケラバ板金が飛んでしまう事故も多く発生しています。
火災保険は、家屋が火事になった場合のみならず、台風や大雪などの自然災害による損害に対しても補償されることがあります。災害によるご自宅の修繕に保険が使えることをご存じなかったり、忘れてしま っている方は多くいらっしゃいます。もしもの時の為に一度、ご自身の加入されている火災保険のご加入内容をご確認してみてはいかがでしょうか?
〇 2018 年 1 月 22 日の大雪により雨樋に歪みや変形が発生
〇 2019 年 9 月 9 日の台風 15 号により屋根の一部(棟板金)が破損
同様な事例であっても、ご契約の保険会社や契約内容により支払われる保険金が異なることがあります。
以下は、その他保険対応で修繕が可能であった他の事例です。
保険金の申請方法につきましては弊社スタッフまでお気軽にご相談下さい。
保険会社(代理店)に事故日・事故状況(破損状況)を簡単にお伝え下さい。
弊社にて修繕工事の見積書、写真等を用意し、申請書作成のお手伝いを致します。
保険金の申請書を工事見積と共に保険会社へ提出します。
➢ 現地調査、工事見積作成、現状写真手配等、弊社にて対応いたします。
➢ 火災保険は保険を使うことにより保険料が上がることはありません。