屋根塗装がなぜ必要なのでしょうか?屋根は、雨や台風などから家を守る大きな役割を持っています。屋根塗装の保護がなくなると、劣化が進み雨水の侵入が心配されます。雨水が侵入すれば建物内部にも影響がでてしまい、最悪の場合改修に多大な費用がかかる可能性もあります。
1)屋根材と塗膜
日本瓦以外のスレート、トタン、ガルバリウム鋼板、セメント瓦などの屋根材は薄い膜(塗膜と言います)があります。
新築でも8~10年経過するとこの塗膜が劣化していき、塗膜の保護機能が失われて塗装が必要になってしまいます。また、屋根塗装をしないと屋根の劣化が進んでしまいます。
2)塗装の役割
塗装の役割は、美観とお考えの方がいるかと思いますが保護することが一番の役割です。屋根はどの様な建物にもありますし、毎日紫外線や雨風にさらされるため一番劣化が進みやすい場所でもあります。塗装することで屋根に新たな塗膜を作り、保護機能を回復させます。
そして美観。ツヤ、色を回復させ、経年劣化によって色褪せてしまった屋根を蘇らせることができます。また、遮断・断熱機能の塗料を選択すれば、太陽からの熱を反射し屋根の温度はもちろん家の中の温度も下げることができます。
※屋根に断熱材が使われている場合は、断熱機能を持つ塗料は効果があまり感じられない場合があります。
3)屋根の劣化から塗り替え目安
簡単なチェック方法をお知らせします。1階部分の屋根がある場合に2階の窓から確認する方法です。これなら足場がなくても、専門家でなくてもチェックできますね。
① 色褪せ
屋根の色褪せをしているという事は、塗膜が薄くなってきて保護機能が無くなって来ている状態です。
② コケ・カビが見える
コケやカビが屋根にあると屋根の劣化が進んでしまいますので、コケやカビの除去後、塗装を行う必要があります。
③ヒビ・ワレが発生している
ヒビやワレがあるとセメント瓦やストレート瓦は防水効果がきれてしまい、屋根構造に悪影響を与えます。ヒビやワレのある箇所が一部であったとしても屋根全体の劣化が進んでいる可能性があります。
※屋根材の劣化の状況によっては、塗り替えではなく屋根の葺き替えやカバー工法(古い屋根の上に軽い屋根を張ってかぶせる工法)が必要となる場合もあります。
いかがでしたか?屋根塗装の必要性がご参考になりましたでしょうか?ご覧いただきありがとうございました。